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ふぐ、実は、まぐろの話


下関出身と自己紹介すると、
「ふぐが美味しいですよね」とよく言われます。
とりあえず曖昧な笑顔で頷くのは、
無邪気に同意できるほど、たっぷり食べていないから。



ふぐの水揚げ量や取扱い量は全国トップクラスでも、
自宅の食卓に上がるのは一生のうち数えるほど。
高級魚のふぐは我が家には高嶺の花ならぬ高値の魚。
せいぜい、鮮魚コーナーでしげしげと観察するくらい。



表皮は微妙な色合い。外皮の下は美しい半透明の白身。
そして、ふぐの顔は意外とユニーク。
口の中を覗くと、ニッパーみたいな歯が並んでいます。
噛まれたら、かなり痛いかも。



近畿大学水産研究所編集「トコトンやさしい養殖の本」


黄金連休の後半、読む本が尽きてしまい、
近くにある中央図書館へ。
新刊本コーナーに置いてあったこの本を借りました。
オビのキャッチコピーは「知りたいことがよくわかる」。


知りたい、というよりも、
今まで知らなかったことがよくわかりました。
トラフグの養殖は1933年から始まっていた、とか。
商品価値の高い雄だけを生産できる技術もある、とか。



驚いたのは、ふぐの歯の切除。
生け簀内で幼魚は噛み合うので、それを防止するため、
出荷するまで3~5回、手作業で一匹ずつ歯を切るそうです。
ニッパーみたいな歯をニッパーで、カチン、カチンと。



ふぐの歯を見れば、天然か、養殖か見分けられるかも。
ところで、近畿大学といえば近大マグロで有名です。
この本のメインはマグロ。養殖の歴史から最新の技術まで満載。
ふぐ以上に、養殖マグロのことがトコトンわかりました。

 

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Calender