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〇〇の父


今年は少々思うところがあり、
歴史大河ドラマを観ずに日曜の夜を過ごしています。
そのかわり、関連する本を読もう、と。
せっせと書店と図書館へ。



大谷じろうさん作画、水野光博さんシナリオ、漫画「金栗四三」
豊福一喜さん長谷川孝道さん「走れ25万キロ マラソンの父 金栗四三伝」



日本人初のマラソンオリンピック選手。
1912年ストックホルム、1920年アントワープ、
1924年パリと、3度のオリンピックにマラソン選手として出場。
マラソンの父と呼ばれた、金栗四三さんの物語です。



金栗さんはストックホルム五輪のマラソン競技中、
熱中症で無念のリタイヤ。
運営側の不手際で行方不明扱いになりますが、
54年後に無事完走と認められた話は有名です。


また、襷をつなぐ競技は日本人好みと考えた、金栗さん。
1917年京都~東京508キロ駅伝や、
1920年第1回箱根駅伝の開催にも貢献し、
駅伝の父としても名を遺しています。



さらに、マラソンの有望選手を募るための活動として、
1919年下関~東京約1200キロランを敢行。
毎日60キロを20日間走り続けました。
金栗さんはウルトラマラソの父ともいえます。



金栗さんはヨーロッパに遠征した際、
さまざまな競技で活躍する女子選手の姿に衝撃を受けました。
帰国後は女子のスポーツ大会を多く企画開催したことから、
女子スポーツ界の父でもあったと思います。



今では当たり前になったマラソン選手の高地トレーニング。
酸素の少ない高所で心肺機能を鍛える訓練法を考案し、
マラソン界に広めたのも、金栗さん。
ということで、高地トレーニングの父。



金栗さんは地下足袋のシューズで長距離を走りましたが、
足袋ゆえに度々、破れて大変だったとか。
足袋型シューズといえば、池井戸さんの「陸王」。
この際、陸王の父と呼ばせていただきます。

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Calender