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おみくじで凶を引くような


テレビアニメのサザエさんで、
おみくじの凶を引き当てて落ち込む、カツオくん。
通りかかった巫女さんが笑顔でアドバイス。
「珍しいから、かえって縁起がいいのよ」と。



ふむふむ、確かに。
数少ない凶を引き当てるのは一種の強運だし。
今はどん底でも、
この先は上向くだけと思えば気が楽になるし。



運の強さや上昇運気に、
なにとぞ自分もあやかれますように。
という願いがあったわけではなく、
たまたま書店で見つけてしまった本です。



風野真知雄さん「耳袋秘帖 眠れない凶四郎(一)」



~江戸の南町奉行である根岸肥前守は、
切れ者であるが、妙な事件にも強い興味を示す変わり者。
その顛末を耳袋秘帖として書き綴っている。



奉行直属の部下となった、同心の土久ロ(どくろ)。
名前は、凶四郎である。
彼はあることがきっかけで、不眠症になっている。



夜廻り同心という役目を与えられた、凶四郎。
深夜の町を巡回中、凶悪な犯罪者に遭遇、
凶四郎の秘剣・三日月斬りが静かに弧を描く。~



眠狂四郎や円月殺法を連想させる展開に、
大いに笑ってしまいました。
オマージュであり、パロディでもあり、
それなのに耳袋シリーズの雰囲気に合っていると思います。



それにしても、凶四郎という名前を付けるなんて、
親御さんはやや非常識?と思ったら、
一応、おみくじのような理由がありました。
一度聞いたら忘れない名前は営業職向きかも。



不眠症の同心という設定がユニークですが、
実は彼自身が被害者の身内という気の毒な境遇。
捜査の行方が気になるところです。
この先も続くようなので、楽しみにしています。

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Calender