Staff blog

重いお金


先日の夜、闇に紛れて千両箱を町外れの隠れ家まで、
えっさほいさと運ぶ夢を見ました。
夢とはいえ、ついに悪事に手を染めてしまいました。
というより、時代小説の読み過ぎ。



何人かの仲間と一緒に運んだのですが、
非力な自分でも軽々と運ぶことができました。
そんなはずはないので、
実際の千両箱の重さを調べてみることに。



神君家康公が作った慶長小判は、
一枚一両分の重さは、17.85グラム。
千枚だと18キログラムくらい。
木箱の重量を加算すると約22キログラム。



幕末の頃の安政小判だと、
一枚一両分の重さは、9.0グラム。
千枚で9キログラムくらい。
木箱の重量を加算すると約13キログラム。



先夜、運んだ千両箱を丸ごと貰えたら、
この先ずっと、豪遊して暮らせるかも。
ただ、千両箱は重すぎるので、
切り餅を数個いただければ充分かと。



上田秀人さん「勘定吟味役異聞」

1巻 破斬 はざん
2巻 熾火 おきび



~徳川六代将軍の時代。
将軍家宣は理想とする政治を行なうため、
儒学者の新井白石を重用していた。



幕府財政の立て直しを図る新井白石が目を付けたのは、
家督を継いだばかりの新人・水城聡四朗。
一放流目録の剣の腕を見込んでの大抜擢であった。



聡四朗が拝命したのは、勘定吟味役。
幕府の金銭の動きを監視し、探索の権限を持つ役目であり、
当然、同僚からは疎まれる存在となった。~



上田さんの表御番医師シリーズと、
百万石の留守居役シリーズは、
出版されている文庫を読み終えました。
新刊を待つ間、別のシリーズへ。



表御番医師は医療時代劇。
百万石の留守居役は外交時代劇。
そして今回、勘定吟味役は財政時代劇。
お金の話ですが、チャンバラシーンもしっかりあります。



この物語に限らず、時代劇によく登場するのが、
切り餅と呼ばれる白い紙に包まれた小判。
ひとかたまりに25両入っています。
悪代官と悪徳商人が密談する場面に欠かせない小道具です。



慶長小判の切り餅一個、446グラム。
安政小判の切り餅一個、225グラム。
かなり重そうなので、
貰うなら現代の紙のお金の方が良さそうです。

Archives
Author
Calender