Staff blog

よろ


貴重な昼休み時間を容赦なく潰してくれるのが父。
携帯電話からは「アナ雪って何だ?」と、
のんびりと退屈そうな父の声。
映画のあらすじも教えた方がいいのかどうか悩むところ。




人の名前やゲーム、ショップや商品など、
いろいろな名称を4音程度にまとめると、
会話も通信もさくさく進みます。
でも、化石族の父には理解できないようで。



デパ地下はさすがに知っていましたが、
ドラクエ、婚活、パワハラは分からないとのこと。
略語は猛スピードで増殖中。
私もついていけません。



「勝手に省略するとはけしからん」
ぶつぶつ文句を言う父だって、現役の頃、
三等航海士をサードフサーって呼んだり、
ヨーソロって掛け声をさんざん使ってたくせに。



原田マハさん「キネマの神様」



~円山歩、39歳、独身。
長年勤めた仕事を辞めたばかり。
現在、就活中。趣味は、映画鑑賞。



円山郷直、私の父。扱いにくい性格。
趣味は、映画鑑賞とギャンブル。
父の新たな借金が発覚して、私と母は爆発寸前。



ひょんなことから、映画雑誌社に再就職した私と、
私と一緒に、映画関係の仕事をすることになった父。
仲間が増えて、明るい展望が開けそうな予感。~




新たな職場で、主人公と仕事のチームを組むのが、
ウエブサイト担当・新村氏。
そして、助っ人の興太君。
引きこもり歴19年の興太君、凄腕のハッカーです。



新村氏と興太君のメールのやり取りの中で、
「よろ」が出てきました。
「おはよう」が「おは」と略されている時代です。
「よろしく」が「よろ」に略されても当然かも。



物語にはさまざまな映画が登場。
名場面・名台詞と一緒に忘れていた思い出が蘇ります。
気持ちが和んで温かくなる、読み心地のよい本でした。
原田マハさん、こんな作品をいっぱい書いてくださいね。よろ。

Archives
Author
Calender