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いまさら聞けないことばかり


「お前のところの【ET】は大丈夫か?」
朝一番の電話で勢い込んで尋ねてきた、毎度お騒がせの父。
我が家に地球外生物は棲んでいないので、その点は心配ご無用。
何か別のことと勘違いしたのだと思いますが。



つい最近も、内科で【B-29】の錠剤を処方してもらった、と報告してきたし。
爆撃機の薬?不審に思って処方箋を見ると【V-12(ビタミン12)】といった具合。
似た言葉でホットな話題といえば、例の脆弱性問題のことでしょう。
「欠陥が見つかったらしいな。」父の記憶回路にも欠陥がありそう。



今回の騒動から発生した勘違いや混乱がネットで紹介されていました。
とりあえずインターネットを使わないように上司から指示された、とか。
ヤ○ーは危ないから、I○でグー○ル検索している、とか。
本当かどうかはわかりませんが、有り得る話のようにも思えます。



ウェブブラウザとサーチエンジン。何げなく使っていますが、
それぞれどのような仕組みなのかよく判りません。
そもそもパソコンの中身すらまともに理解していないのに。
私のパソコン、32bitでしたっけ?とか、いまさら聞けないし。



藤井太洋さん「GENE MAPPER」



~2014年、コンピュータネットワーク・インターネットが暴走。
プログラムが無限に増殖し、人類をインターネットから追放した。
それから、22年後。新たなトゥルーネットが構築された、近未来社会。



ほとんどのビジネスは拡張現実システムを駆使して行われる。
3次元グラフィックスの自動制御されたアバター同士の会議が主流に。
サラリーマン型や動物のアバターも、完璧なお辞儀や笑顔も自由自在。



食料の安定供給のため、バイオテクノロジーも急速に進化。
自然作物の遺伝子を部分的に変更した遺伝子組み換え作物GMOに代わって、
全ゲノムを管理した蒸留作物が市場を席巻している。



ある日、遺伝子デザイナーの林田のもとに緊急連絡が届く。
納品した蒸留作物が遺伝子崩壊した可能性があるという。
原因究明に動き出した林田の元に、さらに不可解な情報が舞い込む。~



題名のGENE MAPPERは遺伝子デザイナーのこと。
遺伝子を設計して収穫量の多い作物を生み出したり、
葉や花の色を意図的に変えてグラフィック化するのも仕事のひとつ。
遺伝子崩壊とは設計した作物が意図しない状態に変化することを指します。



小説で描かれているのは高品質な近未来世界。コンピュータは128bit。
主人公はデスク上に浮かぶワークスペースに口頭で指示して仕事を進めます。
拡張現実ステージには翻訳エンジンが内蔵されているので英会話も楽々。
感情補正機能付きのアバターなら、状況に合わせた適切な振る舞いも可能。



辞書機能も充実しています。
馴染みの少ない語句や当人が疑問に思った事柄については、
すぐに視野内テロップで意味や解説が補足表示されるのです。
でも便利なのは物語の中だけ。



エイリアス?アクティベート?プライオリティ?ビヘイビア?
今まで見ぬ振りをしてきたデジタル用語が物語には頻繁に登場します。
いちいち人に聞くわけにもいかないし、ちまちまと用語辞典で調べました。
でも、すぐに忘れてしまうかも。

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Calender