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懺悔



ある日、銀行から電話がありました。
『お手数ですが、市県民税の領収証書と訂正印をご持参の上、
今一度、こちらまでお越しいただきたいのですが。』
やれやれ。さっき行って帰ったばかりなのに。


『申し訳ありません。ご迷惑おかけしました。』
平謝りしているのは、私。
市県民税の3枚続き伝票に同じ金額を書き込むべきところ、
2枚目の金額を書き間違えていたのでした。

伝票の数字が違うといろいろ支障が出てきます。
窓口担当者さんはすべての伝票を再チェックされたのでしょう。
ようやく、間抜けな伝票が見つかり、
まもなく、間抜けな依頼人(私)がやってきたわけで。



内心は『勘弁してよ』かもしれません。
しかし、さすがは都市銀行の行員さん。
『ご足労をおかけしました』
『ここに訂正印をいただけますか?』とニッコリ。


消え入りたいような気持ちで手続きを終えました。
このトラブルのせいで残業になったかも。
デートの約束がボツになったかも。
すみません。以後、気を付けます。


池井戸潤さん「不祥事」


~鮮やかな手際で次々と伝票を処理。
キーボードを打つ指は目にも止まらない猛スピードで動く。
東京第一銀行、入行5年目の花形テラー(窓口係)、花咲舞。


ずば抜けた事務処理能力と鋭い人間観察力が評価され、
現在は事務部事務管理グループに所属。
各支店の窓口を指導する臨店チームの一員となっている。


花咲の上司である相馬は彼女のことを『狂咲』と呼ぶ。
正義感に燃える彼女が時折、暴走することを知っているからだ。
『花咲、早まるな。』相馬が制止する声は花咲には届かない。~


池井戸潤さん「銀行総務特命」


~帝都銀行総務部、企画グループ特命担当。
銀行内で起こった不祥事に対していち早く動き、
適切に処理するのが主な職務である。


また、銀行が最も重視しているのが信用。
その信用を守るため、あらゆる情報網を駆使し、
スキャンダルの芽を事前に摘み取ることが期待されている。


顧客名簿の流出、女子行員の反乱、幹部の裏金疑惑。
メガバンクで次々と起こる不祥事の数々。
問題解決のため、特命係の指宿と唐木は奔走する。~


本作品には銀行の内部業務風景が登場します。
平日の午後3時過ぎ。
シャッターが閉まり、一般客が居なくなった店内では、
一斉に照合作業が始まります。


まず、窓口単位での伝票の集計、
次に、店全体のすべての伝票入力をチェックします。
多忙期には殺気だつこともあり、
そんな中、伝票の数字が合わない事態が発生すると・・・


本当に申し訳なく思います。
4月からはじまるドラマはきっと見ますから許してください。
毎週水曜夜9時、忘れずに。
数字が違う?・・・正しくは、夜10時からです。

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Calender