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ロケット

 

「JAXAの打ち上げ基地はどこにあるか知ってるか?」
出ました、父の科学ジャンルクイズ。久しぶりです。
2013年度のグッドデザイン賞金賞は昨年9月打ち上げに成功したイプシロンで、
ロケットがグッドデザインなのは当然だよねと言っていた直後のこと。

 

「鹿児島県の内之浦と種子島の二ヶ所」と答えると、
「では、なぜ南の方に基地を作ったのか、その理由は?」追い討ちをかける父。
「赤道に近いほど、地球の自転速度をロケット推進力に加算できるから。」
雑誌ニュートンを読んでるのでこのくらいなら判ります。父、少し悔しそう。

 

次は私からの出題。ジャンルは雑学。
「JAXA前身のNASDA当時、多くの人工衛星に花の名前が付いていたのは何故?」
「そういえば、菊とかモモとか、ひまわりもあったな。理由は知らん。」
「NASDA初代理事長の島秀雄氏が園芸好きだったから。」「本当か?」本当です。

 


池井戸潤さん「下町ロケット」

 

~小型エンジンのバルブを製造する中小企業の佃製作所。
大口受注先から突然、取引を解約された上、
大手メーカーからは特許侵害の損害賠償訴訟を起こされ倒産の危機に瀕する。

 

そんな折、佃製作所が所有する水素エンジンのバルブシステムに関する特許権を
20億円で購入したいという大企業が現れる。
日本の宇宙ロケット開発を牽引する帝国重工である。

 

特許権を手放せば売却収入によって会社が救われる。
手放さないまでも特許使用契約によってライセンス料が手に入る。
しかし社長の佃にはロケット開発に挑戦したいという長年の夢があった。~

 


ロケットとはそもそも飛行体に搭載するエンジンを指していたそうですが、
今では飛行体全体の名称になっています。
そのロケットエンジンのキーデバイス、心臓部ともいえるバルブを、
大手のメーカーを差し置いて下町の工場が手掛けようという物語です。

 

心臓部というキーワードが最終章で新たな未来を示し、
会社を飛び出していった元社員にも明るい将来が訪れます。
この展開は甘い、現実はもっと厳しい、という意見もあるそうですが、
厳しい時代だから余暇の読書くらいは甘さにひたりたいのです。

 

市内の宇宙系テーマパークで開催されたロケットシンポジウム。
「今までに何回くらい打ち上げに失敗しましたか?」という小学生からの質問に、
壇上に居並んだ関係者さん達が一瞬にして氷結。回答もしどろもどろに。
ロケットといえば20年前のこの出来事を懐かしく思い出します。

 

 

 

 

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