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年賀状も書かずに何をしていたのかといえば。

 

2013年12月31日。一年を締めくくる、大晦日恒例の紅白歌合戦。
午後9時からの第2部は視聴率44.5%で、
あの倍返しドラマを抜いて当年の最高数値だったとか。
さすが長寿番組。強いです。

 

強いといえば、裏番組で放送されたボクシングのタイトル戦。
ボクシング界のサラブレット、井岡一翔。華麗でした。
ノックアウト・ダイナマイト、内山高志。興奮しました。
そしてボンバーレフト、三浦隆司。痺れました。

 

格闘技が好きな母の影響で、
ボクシング観戦にハマり、31日夜も紅白そっちのけで。
ただし、パンチのスピードに目が付いていけず。
ビデオのスローで観て「1.2.3発、全部当たってる!」と驚く初心者です。

 

百田尚樹さん「『黄金のバンタム』を破った男」

 

~1965年(昭和40年)5月18日。
愛知県体育館でおこなわれた世界バンタム級タイトルマッチ。
『黄金のバンタム』と呼ばれる王者エデル・ジョフレ29歳。

 

対する挑戦者はファイティング原田。
飢えたライオンの底力、狂った風車という異名を持つ22歳の青年は、
想像を絶するような猛トレーニングを積み、この日を迎えた。~

 

 


「弾丸のように飛び出した原田を見て、私は鋭い、痛いような希望を感じた」
と観戦記に綴ったのは作家の三島由紀夫氏。
熱烈なボクシングファンとして知られ、
この試合を赤コーナーのリングサイド席から見届けました。

 

「痛いような希望」。
それは当時、多くの日本人が抱えていた共通の想いだったかも。
ジョフレ対原田戦のテレビ視聴率は54.9%。
日本人の半分以上が祈るような気持ちでこの試合を観戦したのでしょう。

 

ビデオリサーチ社のサイトで総合高視聴率ランキング(1962~2013年)を見ると、
5位、8位、13位、22位、23位、25位は、ファイティング原田の試合。
63.7~53.4%という高い数値は、彼への関心の高さ、人気の凄さを表しています。
ちなみに、ダントツの第一位は紅白歌合戦(1963年、81.4%)。

 

百田さんのノンフィクション作品は初めてです。
最初から最後まで、興味深い情報やエピソードが満載。
ページをめくるたびに「おおっ」と感動し、
メモしておかなくっちゃ、と忙しい読書になりました。

 

ボクシング中継を見ながら、せっせとメモっていたのは、
「拳聖」「カミソリパンチ」「ハンマーパンチ」「精密機械」「リングの兵法者」
「東洋無敵」「雑草男」「シンデレラボーイ」「天才」「炎の男」
「カンムリワシ」「永遠のチャンピオン」「幻の右」

 

上記の通称や異名は、
「ピストン堀口」「海老原博幸」「藤猛」「沼田義明」「矢尾板貞雄」
「関光徳」「小林弘」「西城正三」「柴田国明」「輪島功一」
「具志堅用高」「大場政夫」「ガッツ石松」のこと。

 

「ロープ際の魔術師、ジョー・メデル」
「永久機関、ヘンリー・アームストロング」も洒落ています。
これらをクイズ形式にして母に出題してみることに。
スラスラ答えられたら、ちょっとコワイけれど。

 

 

 

 


 

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Calender